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お知らせ

唐津日赤病院口腔ケア研修会

唐津のたしろ歯科の田代です。

2月23日、歯科医師会の活動で、

唐津日赤で口腔ケア研修会のお手伝いをしてきました。

 

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参加者は100名を超え、医師・看護師をはじめさまざまな職種の職員の方、地区の医療従事者に参加いただき、口腔ケアへの意識の高さを感じ、意義のある研修会となりました。

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昨年より、唐津日赤病院では、がんの手術や治療を受ける患者さんに対して、

口腔内のチェックや口腔ケアを事前にかかりつけの歯科医院で行う連携が進められています。

なかなかガンの治療と歯科が結びつかない方が多いのではないかとおもいます。

 

 

なぜこんな時にお口のチェックなのか…

 

①術後の誤嚥性肺炎の予防

抵抗力の弱った術後は肺炎のリスクが高い状態になります。

身体の入り口であるお口の中に、悪い状態の歯、歯石、汚れがたくさん残った歯があると、きれいなお口の中と比較して8倍も肺炎を発症するという報告があります。

 

②手術時の安全生の向上

手術時に歯が折れたり、冠がはずれたりして誤嚥する可能性を減らし安全性が高まります。

 

③術後のお食事再開の支援

お口の機能のリハビリテーションや指導で、食事をきちんととれるようになり、術後の傷の回復と共に身体の抵抗力を高めることにつながります。

 

良好な治療結果と、術後の順調な回復にとても必要な事であることは間違いありません。

口腔ケアのもう一つ大きな意義として、抗がん剤治療の際多発するお口のなかの変化への対処があげられます。

それは口内炎です。

口内炎は強い痛みをともない食事時、形のある食べ物・液体をとることもつらく困難になります。栄養不足を引き起こしたり、飲み込みが悪くなり誤嚥性肺炎を引き起こしたり、痛みで清掃しにくくさらに肺炎のリスクを高くします。

 

身体が弱るときこそ、お口に気を配って、健口にすることが

健康への近道なんです(^_^)